ガンダムビルドファイターズ 第15話 感想。

思春期を殺さなかった中年の翼。

ガンダムビルドファイターズ 第15話 感想。

gbf1500.jpg

僕はガンダムビルドファイターズで泣かされたおじさん!

スクライドな殴り合い含が男の子な回でしたね。元は緑川さんの搭乗機と保志さんの搭乗機だもんね…スクライドしちゃうよね。でも実は、それだけが重要なポイントではないのです!

今回のお話はガンプラを作ったことのある人は誰もが感動したはず。

マニアックなMSを出して、テンポ良いギャグと楽しいキャラをいっぱい配置して、ガンダムネタをばらまいて、作画が良くて、ロボットアニメ史上に残る戦闘を描いて…そうやって人を惹きつけておいて、ここぞという場面で「ガンプラ」を主題にしたことを納得させる展開を見せる。
「ガンプラだからこそ」できるお話があるのです。模型だから人も死なないし、色々なMSが出せるし、ぶっ壊れてもすぐ直せるし、ギャグだってできる。でも、ガンプラをテーマにした理由は別にあるのです。
フェリーニの株上がりすぎ問題。
どうせ女にモテるためにガンプラバトル始めたんだろーすけべないたりあじんめ!とか思っていましたごめんなさい。
散々ダメ大人っぷりを描いといて今回のお話はずるいよ!


セイ・レイジとの戦いを手を抜かずにガチでやるのまではまあ、予想通りですよね。それくらいは分かります。ありがちです。「手を抜かれて決勝に進んでもあいつらは喜ばない!」とベタな理由からガチ戦闘するのだろうなと。

自分の相棒が一番強いのだと世界に向かって叫ぶためとは…やられました…。

フェニーチェは元は普通のウイングガンダム。フェリーニが小さい頃から持っていたガンプラで、壊れてもそのたび何度も作り直して現在の左右非対称の姿となり…でもそんな相棒が大好きで、それゆえにお前は最高なんだと世界に向かって叫ぶため、いつだってガンプラバトルは手を抜かない…これが本気で戦った理由でした。

…これはちょっと…ガード不能だよ…いきなり何そんないい話するの?!ドイツ人と漫才したりキララを口説いたりしていた男と本当に同一人物かよ!?

gbf1504.jpg

スクライド的な男の闘いを披露するのだとばかり思っていたら、まさかここでストレートな模型魂を描くとは…!もしかして前夜にキララ(ミホシさん)とバーでの会話はミスリードだったのか!?とまで勘ぐってしまう。絶対、「男の子は全力で喧嘩するんだぜー」ってことを言いたいと思うじゃん?違った。いや、それもあるけど、もっと深いガンプラへの愛が理由で全力バトルに発展するのだからたまらない。


「お前を作ったのは棚に飾って愛でるためじゃねえ…!勝つためだ…!」
gbf1505.jpg
gbf1506.jpg
gbf1507.jpg
gbf1508.jpg
「俺の作ったガンプラが…ウイングガンダムフェニーチェが…一番強いんだって世界に向かって叫ぶためだ!」

この回想シーンで涙腺崩壊。
厨二っぽいデザインの改造を施したワケではなく、昔からの相棒を改修に改修を重ねて使い続けてきた結果がこの左右非対称オッドアイウイングなのね…「壊しては直す」フェニーチェはまさに不死鳥(「フェニーチェ」とはイタリア語で「不死鳥」を意味する)


WのOP再現したこのカット!もう本当にカッコイイ!ウイングがここまで愛されたことがあっただろうか…。

「もう少し付き合ってもらうぜ、相棒…!」
gbf1509.jpg
gbf1510.jpg
ブッピガン!


このいたりあじんガンプラバトルが始まった時、棚に飾ってあったウイングをすぐに持ち出したんだろうな…めっちゃ嬉しかったんだろうなあって…。昔からガンプラに夢中で…ある日突然、動かせると知ったら…そりゃガンプラバトルに参加するよね。
子供の頃からブンドドしてきたお気に入りの玩具を実際に動かせて、しかも愛情込めて作り込めば強さに反映される。イタリア人も夢中になるわけだ!


回想で子供の頃に持っていたウイングガンダムがフェニーチェのベースになっていると考えると…何年モノのキットだろう。
まず川口名人が活躍した第一次ガンプラブーム(1980年代)から50年後がビルドファイターズの舞台らしいので2030年代ということに。そうなるとビルドファイターズの世界ではW放送がだいたい35年位前か。
「HGACウイングガンダム」が発売されたのがこの前だから、回想内で一番小さかったフェリーニ君が丁度現在かなー。2014年のフェリーニが大体7~8歳、2030年でフェリーニ24歳…となんとなくそれっぽい。16年間、修理を繰り返して戦っているのか…。ボロボロの旧機体だけれど技術と経験で新型機を凌駕する…まさにロマン。

…あの世界でファーストをリアルタイムで見てそうなのってマオ君の師匠くらいなんだな。

gbf1511.jpg
gbf1512.jpg

ビームマントを腕に巻いて殴る!
頭部が画面近くに吹っ飛んでくるシーンとかとことんバリ作画。


今回はマニアック枠やガンダムネタ等のお遊びはあまりなし。いやまあ、いつものように様々な機体が登場するけれど、そこまでぶっ飛んだMSは出ませんでした(マヒしたとも言う)

gbf1501.jpg

鈴の音が聞こえてくるMSが出てきても「ふつうだな…」と思えてしまう身体になっちゃったよ。いつもが(良い意味で)酷すぎるもんね。


フェリキラキテル…。

gbf1502.jpg
gbf1503.jpg

「あの子たちの為に負けてあげるでしょー」がスクライド的男の殴り合いフラグと見せかけておいて実は…な後半に繋がるとはねえ…。


最初は本気で戦うことを選んだフェリーニに困惑していたキララも、最後は拍手。フェリーニがもう一度ちゃんと告白すれば付き合えそうじゃない!?でも多分フェリーニさんは女とウイングガンダムフェニーチェどっちをとる?と聞かれたら、フェニーチェとっちゃうよね。そこら辺を理解してくれる彼女が欲しくてガンプラナンパとかしてるのかな?なんて思ったり。じゃあなおさらキララと付き合いたいだろうなあ…。キララもこの大会を観ているうちに心が変化して前よりガンプラに嫌悪感が無くなってきてますし。

それにしてもフェニーチェが正妻なガンダム馬鹿に彼女を寝取られまくっていた連中が情けないな!…聞いてるのか青と赤でベタ塗りのドイツ人!

いたりあじんは愛着のある相棒を修理しながら使い続けた。一方どいつじんは毎試合新作ガンプラを持ち込んだ。


……まあ何度も同じ手を使ってると看破されて対策練られちゃうから、本来はチョマーや双子のように毎回ガンプラ変えるのが正しい戦略なんだけれどね。スタービルドの盾はもう完全に見切られてるし、今回はヒロインヤネンちゃんの透明ファンネル(?)も、ギュネイ似の人に攻撃方法を推測されかけていた。「ギュネイをやったの!?」

戦力分析されない為に機体を乗り換えるべきだが、やはりそれではロマンがない。そうだろう…相棒…というお話でした。良い話だなあ…。

gbf1513.jpg
gbf1514.jpg

結果はドロー。(ポイント制なのでセイ・レイジ・フェニーチェは決勝に進むことができた。)


戦う事にしか興味のなかったレイジ、アイドルの仕事に繋げる為に嫌々ガンプラを作っていたミホシさん、セイ君と一緒にいたいからガンプラを始めたいいんちょ、プラフスキー粒子の謎を解明したいだけのニルス君、ガンプラナンテコドモノアソビキライヤネンちゃん、メイジンとして振る舞わなくてはいけないが、心の奥でファイター魂が燃え上がる先輩…様々な人に感動と、改めてガンプラの面白さを与える事になった、熱い熱い戦いでした。

レイジやミホシさん、ニルス君など大会に関わってはいるが、ガンプラ自体に興味は無かった人達のガンプラへの認識が変わるという展開が良いですねえ!それも徐々に描かれてきて、今回の闘いでより確実に心が動くことになるという丁寧さ。バカアニメなのに…ホビーアニメなのに…!例えばニルス君は初登場時は百式も空中静止したさせたままいきなり機械を止めて落下させちゃう辺りガンプラに興味なさそうだった(実際に本人も言ってる)だけどグレコさん → キャロちゃん → メガサイズザク戦…そして今回と徐々に変化してきている。丁寧。

この大会に命賭けてるやつらにアヤつけるような事をしたら、レイジが怒るのも当然です。


gbf1515.jpg

Cパートで仲良くガンプラ修理してる所でああ、こいつら本当にガンプラバカなんだなって。男の子は皆おバカですね。
EDの歌詞も含めて本当に良い回でした。



皆さんは初めて作ったガンプラ覚えていますか?

今回のお話で、小さい頃の記憶が蘇るよね…。ブンドドして壊れてセロハンテープだらけになって、小さなパーツが無くなって、初めて塗装に挑戦して、失敗して泣いて、お小遣いが足りないくて買えなかったキットを他のキットの裏に隠して誰かに買われないように頑張って、でも次の日お店に行ったら買われちゃってて、模型誌を参考に改造に挑戦して…様々なガンプラの思い出が蘇りました。

僕が最初に買ってもらったガンプラは「BB戦士 獅子頑駄無」…だったと思う。遊んでいるうちに植毛シールの粘着力が弱くなってハゲちゃったのを覚えている。

親の手を借りず自分だけの力で組んだ最初のガンプラは「シルエットフォーミュラ91 1/100 クラスターガンダム」だった。なんでこいつを買ってもらったのかはよく覚えていないけど、ビームシールドが綺麗だったことを覚えている。

お小遣いで買った最初のガンプラは「元祖SDガンダム スパークガンダム」だった。チェーンと植毛とギターが格好良かった。


最初に買ってもらった・最初に作った・最初に買ったガンプラは思い出せても、だめだフェリーニのように相棒と呼べるほど一緒にいたガンプラがないな…。イタリア人のウイングへの愛情には到底追い付けませんね。
一番長く一緒にいたガンプラは「旧1/100HG V2ガンダム」と「旧キットのハイゴッグ」古いキットでしたがどちらも良く出来ていたと思う。飾ったままにせず、動かして遊んだ。でも全然壊れなかったし飽きなかったけれど、3年前の地震で保管場所の棚ごとぶっ壊れてしまい、そのまま廃棄してしまった。…昨日のビルドファイターズを観てからそのことを思い出し、なんて事をしてしまったんだと後悔。あの時ちゃんと直してやれば良かった。

テーマ : ガンダムビルドファイターズ - ジャンル : アニメ・コミック

タグ : ガンダム, ガンダムビルドファイターズ,

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する