ガールズ&パンツァー 劇場版 感想。

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私たちの学校、守れたよ!

公開からもうすぐ3週間、感想を書くにしては遅すぎてもはや需要も無いだろうけど、そんなコト気にしないマイペースブログなので許して欲しい。それもこれも、ブログ更新する時間すら与えない会社が悪いんじゃ!

…前置き短く。劇場版ガルパンの感想です。一応、言いますがガッツリとネタバレあるので、もし、まだ観てないって人はこんなクソつまらんブログ読まずに映画館へと・つ・げ・き!

最高だった。

細かな部分にツッコミはあるが、モールス信号から各校が集結・全員転入で全てを持っていかれた。もう細かいことなんていいんだ!王道過ぎるくらいベタだけど、各校メドレーでゾクゾクってなって、最後に壮大なパンツァーフォー!が流れてきて全員集結!大洗連合軍結成!で気絶しそうなぐらい興奮しました。もう後はひたすらバトルバトルで、力業だな!…と思いつつも、そうそうこれでいいんだよ…最高だな…と。強敵が味方!はやっぱり良いものだと再確認。(特に、アンチョビだけ電信を貰ってないから来ないか…と思わせてからのフニクリフニクラは涙が出るほど歓喜)気恥ずかしいくらいにド直球ストレート剛速球ですが、本当に楽しい映画でした。

と、いきなり小学生並の感想で浅く語っちゃったが、余計な考察とかいらんのよ、これ。昔のジャッキーチェンの映画みたいな、とにかくアクションアクション、あと火薬(ジャッキーというかハリウッドのお金注ぎ込んだ娯楽アクションか)予想外に戦車戦ばかりでした。そりゃ製作もギリギリになるわな。おかげで満足感がすごいっつーかゲップが出るくらい戦車を堪能できました。後半は戦車しか出てないよ!これは是非とも映画館の音響で観たほうが良いと思う。できれば立川などの良い音環境で。


ぶっちゃけ、話らしい話は本当に無いのです。

1 文科省の約束反故で学園艦が無理矢理廃校に!
2 会長の機転で文科省と再交渉、大学生選抜チームを倒せば今度こそ廃校取り下げ。
3 だが文科省の企みにより殲滅戦ルールが適用。8両対30両の理不尽な試合を強いられる。
4 しかしライバル校の全メンツが大洗に転入!
5 ライバル連合軍の奮闘で大学生チームを倒し学園を取り戻しました!

…書き連ねてみると、ゆでたまご先生もびっくりド直球な脚本なのですが、演出とテンポで畳み掛けられちゃうのでツッコミなんて野暮なコトはできません。恥ずかしいけれど、確かに観たかった展開の連続。ファンの妄想が具現化された映画になってます。マッドマックスなんかでもそうですが、この手の映画に捻ったシナリオとかいらんよね。一度どん底まで落とす展開と、その後のカタルシスと、後は大量の火薬があれば大抵は名作になっちゃうもんです。(だからって作るのが簡単というワケではないので、勘違いはいけません)

それと、ガルパンの何が良いって、これだけドンパチしても誰も一切死なないってのが良い。途中で「…死んだな」って思うシーンがありますが(特にロシア組のシリアスシーン)良く考えたら誰も死なないアニメだった!謎のカーボン設定のおかげで水没以外は安心して観てられます。メガネは割れますが。あ、でも実弾なので死人はでませんがモノはよーく壊れます。大洗は壊滅的な被害に遭いました。アニメ時の聖グロ戦での被害総額はリアルに計算すると3億だったそうですが、今回はそれと比較にならないくらい壊してます。所謂聖地とか地方協力のアニメは数あれど、聖地をこんな派手にぶち壊すアニメはこれくらいだと思う。大洗ホテルとかあんな扱いでいいのか。もしこれでカールが正式採用されたら街中であれが着弾することもあり得るのか…?肴屋さん基礎くらいは残るかな…。

アクアワールドから潮騒の湯まで余すところなくやるのでこれから歩きで町を見てまわる人は乗り物必須です(戦車など)前から書いてますが、常世草はリアルに茨城県民なので馴染みの風景が出てくるだけで笑ってしまいました。知ってる風景がどんどん出てくる。どんどん壊れる。まいわい→エスカレーターを降りた時は流石に「加減しろ莫迦!」と思いました。特に観光でもなく、3週間ほど前にあのエスカレーターを利用してたので、もう笑えて笑えて。

破壊描写もすごいけど、戦車もまーた変なのが沢山出てきました。
新規に出てきた戦車が

II号戦車
BT-42
M26パーシング
M24チャーフィー
A41センチュリオン
T28
カール自走臼砲

などなど。センチュリオン以外はプラキット化されてるので、また日本中の模型屋で眠ってるデッドストックが消えちゃいますね。BT-42が売り切れるなんて誰が考えるよ。タミヤもびっくりするわ。


もちろんガールズ部分も力入ってます。全キャラにしっかりと見せ場あり、可愛いしカッコイイし面白いし……ああ、本当に幸せになれる映画だった…。もういいか。感想、終わり。





………ってこれじゃあ、あんまりにもショボいので各勢力についてチョロチョロと語って水増ししておきましょう。
まずは新キャラ達について。




知波単学園
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「こ・う・た・い!」
「と・つ・げ・き?」


実際に口の動きが同じで駄目だった。
パンツァーフォーくらい戦車道やってればどっかで覚えるだろうに。敵性言語は厳重に狩られてるようだ。

全国大会出征もとい出場前日は万歳三唱で送ってくれる暖かい学校、それが知波単!負けることは恥では無い。突撃しない事が恥なのだ。伝統は大事、だから突撃!…どういう教育受けたらあんなブラックユーモアの塊みたいな思考の生徒が量産されるのか不思議発見。今までの学園も伝統という名の壮大ななりきりプレイは数あれど、突貫して散ることを伝統にするってのはどうなんだ知波単。

知波単はやりすぎですが、死に物狂いで遊びができない大洗学園以外は大体の学園は自校の伝統が縛りプレイになってますね。

・グロリアーナ:歩兵戦車縛り
・サンダース:シャーマンで戦うのがポリシー
・プラウダ:お国柄的なものが要因の個々の兵士の判断力不足
・アンツィオ:貧乏でお気楽
・知波単:華と散るべし


「知波単総勢22輌参陣!…心得違いをしておりましたー!」最初に知波単が駆けつけてたら大洗8輌と合わせたこの30輌で試合が始まってたかと思うとゾッとする。危うくチハ22輌で全車登録されるところだったのが実質この映画最大のピンチだったのか。保有車両数が多いから金ある様にも見えるけど、元ネタを考えると少ない予算を戦車道に全振りしてるだけ?一般生徒の主食は粥だったり、贅沢は敵だ!ってポスターが貼ってあったりするんだ…。
よく考えるとアンツィオと気風は似てるのかも。派手好みで享楽的な感じとは真逆だけど戦闘のノリが一緒。まあでも今回の一件でアンブッシュ戦術を覚えたようなので、これからは突撃癖も少しは減る、はず。元ネタ的にゲリラ戦も得意だろうし。



継続高校
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ムーミン谷からの刺客。
風に吹かれて参戦したのとまみこ。……誰ー!?

(このスナフキンみたいなのいつ出てきたんだろう…)
(恐らく俺が読んでない小説かコミックに出てきたキャラなんだろうな…)

映画を観てた人の脳内は大体こうなってたと思われる。真相はスピンオフをすべて追っている人でも初見の、誰も知らないスナフキンでした。

常世草もスピンオフまで追ってなかったから(だれ?)ってなってましたが、他のあらゆる観客も(だれ?)ってなってたかと思うと笑える。いや、マジで脈絡無しの新キャラとは思わないじゃん!?「私の正体を知る…それは人生に必要な事かな?」(ボロロン♪)

前置きも何もないから全視聴者を混乱に陥れた能登フキン、しかも味方というのだからまた困惑。最初は劇場版の敵かと思ったぞ。味方かい!
敵か味方か、のとまみこ。

一応、本編で伏線らしきものはあって、西住殿が「継続とは黒森峰時代に試合した」とか言ってたり(ねこにゃーが声かけそびれるシーン)あと祝電とか。いやうーん…伏線とは言えないか。


何でスナフキンみたいな事を言ってるんだろう?→継続→継続戦争→フィンランド→ムーミンの作家→スナフキン

!!

という連想ゲームを強いられる二時間だった。他のモブ隊員はニョロニョロだったりするのか。ちなみに継続は石川県にあるそうで。ああ隊長が「能登」なのってそういう。


僕の耳はちとガラクタなので、能登麻美子と早見沙織が同じ陣営に居ると少し混乱する。
能登か早見か、のとまみこ。

島田流のお子様もあまり掘り下げが無かったが、能登フキンも結局何者かは分からなかった…。「私の正体を知る…それは人生に必要な事かな?」(ボロロン♪)確実に言えるのはBT-42販促は完璧だったということ。尼を覗いたらでBT-42と並ぶカンテレで駄目だった。

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ちなみに天下のクリスティー式って何さ?というと、履帯の時は普通の戦車と同じように左右の回転率を変えて曲がるが、装輪装甲時は第一転輪がステアリングが切れるように機構を切り替えられるという、けったいなサスペンションの仕組みのコト。それでハンドルを取り出してきたワケだ。(外れたのを無理に取り付けたりとか、マッドマックスの真似をしたワケではない)そして、BT-42はフィンランド侵攻時にBT7を鹵獲、それを独自改良して生まれたという経緯から、元はBT-7なのだから履帯を外して高速走行できても面白いという軍事マニア小ネタが詰まったシーンなのです。実際に外れたからって即走れるワケではないが、そこは面白さ優先で。この直後にヘッツァーがカタパルトで吹っ飛んだりする面白空間なので、そんなツッコミはかき消されるよ。

サントラ買った人の目当ては大体がSakkijarven polkkaか学園十色だよね。アブドゥルの魂かけてもいい。



愛里寿ちゃん
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ガルパン作中最強クラスの敵キャラ。
戦争末期に作られて戦後の運用が主になった、ルール上ギリギリセーフなチート戦車を使ってるのを踏まえて、しかしそれでも強すぎた。島田流って合気道か何か??車体も砲塔もくるくる回しながらいつの間にか10輌喰われてた…怖い。バミューダトライアングル達もぐるぐる回ってたし、回転殺法が得意なのかもしれない。黄金の回転はさておいて、戦術面ではとりあえず包囲が上手いのかなって印象。

戦車以外だと、なんとボコ好きな女の子!ついにボコがみぽりん以外にも受け入れられてることが分かって安心したが、しかしこの人も戦車道を深く極めている廃人だったので一層闇は深まってしまった。立ち上がってもまたボコられるのわかってて必死に応援する二人が怖い。「「だってそれがボコだから!!」」でも、「やってやるやってやるやってやーるぞー♪」は曲はともかく可愛い歌声だった。次回作あるならば是非とも掘り下げをお願いします。

余談ですが、闇が深い西住殿と違ってヴォイテクみたいな普通のクマも好きな模様なので、まだ今なら引き返せるはず。ボコ住殿はヴォイテクには興味が無かったからあの時一瞬だけ早く動けたのかな…と思うと、うーん。ただの可愛いクマに興味はありません!ってコトかい?どうなんだ母住殿。ちゃんと娘の情緒教育してやれよと。さらに余談ですがミュージアムの運営会社も突然戦車道の名家が援助しますねって持ちかけてきて、内心(なんで…?)ってなってると思う。



以下、既存陣営について。(こちらにも新キャラいますが)


あんこうチーム

劇場版は登場人物が多すぎて尺の都合で車長以外はほとんど物言わぬ手足になってしまった為、あんこうチームもまたメインキャラなのに意外と出番少な目でした(こうなると戦車の特性上、アンツィオは勝ち組)全く皆無ってワケではありませんが!でも、あんこうチーム内やまほお姉ちゃんとの掛け合いが割りと少な目だったり無音表現するのは信頼感で繋がってる良い表現だと思います。華さんの肩に手を置いて射撃のタイミングを指示するみぽりんにチームの一体感をみた。


〈西住殿〉
中盤での疎開先でチーム内との交流が観れるかなー?と思わせてからのボコミュージアムの衝撃よ。ボコミュージアムの全てがシュールすぎてダメだった。
(肩ぶつかったぞテメー!から始まるキャラクターショー)
(観客の声援を受けても特に逆転劇とかはないショー)
何一つボコの良さが伝わってこないショーが酷い。マジ酷い。「でもそれがボコだから!」

関連作品含めても一番テンション高い西住殿で腹筋が限界だった。転校初日で浮かれて変なスキップをする西住殿を思い出す。キモすぎるよう…みぽりん。流石に駄犬も(西住殿は尊敬しておりますがボコだけは理解できないであります…)って表情になってたぞ。看板を見つけた時からして「止まってください!!!!!」だもん。みぽりんが完全に自分だけのために命令するのって初めてじゃない?

ちなみに、前売り特典の小説から前フリしてあったボコミュージアムですが…

・外観は廃墟だったが、稼働していた。
・中に入れるし入り口でリピートし続けるボコがいるからひなびた場末の展示場かなと思った。
・アトラクションがある上にぬいぐるみショーまであってお土産売り場にレアものが1個だけ都合よく残っていた。
・でも人影が全く無い。やっぱり廃墟のようだ。

…純粋に怖い!れまこじゃなくとも怯えるわ!何か怪談に出てくる妖怪の棲家だったんじゃないかと思う。自分の住んでる県だけど、妖怪くらいは棲んでると思うもん…。


ボコで埋まる!軌道修正!

ロリ住殿はヤバかったなー。もう可愛過ぎて。お姉ちゃんも含めてインパクトがもうすごいのなんの。飛び道具すぎる。西住殿がの好きな戦車がⅡ号戦車の理由って、つまりお姉ちゃんとの思い出の戦車だからか。細かいなあ!ちっちゃい頃はわんぱくっぽかったからみぽりんが何でこんな性格になっちゃったのかは不明。戦車道と西住流が原因なのはなんとなく予想できるが。

西住流といえば、実家に帰ってきてた時しほさんは完全に気が付いてましたよね。でも、あえて何も言わなかった。お姉ちゃんも母にバレてるのは承知の上で「友達」と言ってるし、不器用だがツーカーな一家。めんどくせ!西住の女共めんどくせ!テレビの最終回でも特に何も言わないがみぽりんを認めてはくれたみたいだし、いい加減親子で素直になって欲しいが、今回も直接的な和解は無し。今回のラストで島田流家元と同時にしほさんも溜息ついてたけど、やっぱりそのあたりのわだかまりを解決したいとか思ってるんだろうな。まあでも、いつかは正式に実家へ戻る日が来るだろう。


〈婚活戦士ゼクシィ武部〉
地図と色付きマグネットで選抜チームの動きを把握したりと相変わらず色々気が回っていい女だけど、やっぱり彼氏はできない。いい女だけど…。そどこにハンカチ貸してあげたり、これそういう商法だから!とか、れまこ絡みで印象的なシーンは多いが、ハムの力の描写は無し。戦車カタログ引いてたくらい?個人的な妄想ですが、サンダースが戦車を届けてくれたシーンで、西住殿と無線をサッと繋げるという地味にカッコイイ活躍があった、はず。


〈華さん〉
ツッコミがキレッキレというか、辛辣だった。射手だから明確な弱点に突っ込むね…。
「撃てば必中 守りは固く 進む姿は乱れ無し 鉄の掟 鋼の心」ってモットーは華さんが一番近いのでは。…タイマンとか言うなや!
戦闘描写の都合上、砲手の腕前をあんまり差別化するわけにはいかないからなあ。差別化されてるの主に桃ちゃんくらいだし。そろそろ当てろよかーしまー。


〈駄犬〉
今回もやっぱり有能な、西住殿の忠実なわんこ。学校が無くなってもタフに野営できるぞ!序盤の人見知りはどこへいった。大学選抜と聞いて、浮かれる周囲の中、西住殿と頷き合うシーンは流石、右腕。そしてどんな窮地でも戦車への反応は相変わらず。可愛いヤツめ。


〈れまこ〉
「右にフェイントいれてから左の道に入って下さい」「逃げきれない感じで逃げて下さい」「この石段を降りて下さい」
「おうよ」

すげー、れまこすげー。最終戦のぐねぐね動く時も、あれぜーんぶれまこが動かしてるんだよな…。どんな天才よ?

そど子を起こしに行く所がれま子一番の見所。「学校が無くなったんだから朝起きなくてもいいんじゃないかー!?」のところも直前のそど子の表情と合わせて好きなシーン。細かいネタといえば学園艦と再会するラストシーンで、視力2以上のそどれまが真っ先に見つけてリアクションしていたり。そどれま地味にキテる映画でした。



アヒルさんチーム

「ダブルブロック!」「Bクイック!」「足りない分は根性だ!押せ押せーーー!!」

「時間を稼ぐのはいいが―――別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」→ほんとに倒した、を地でいく錬度最強チーム。
バレー部は機転が利くというか無鉄砲というか…その無鉄砲で突っ走って、結果的にパーシングを協力撃破までするんだから指揮能力がヤバすぎる。頼りないチハタンズも本家アヒル殿参戦!から不肖細見が弱点射撃で撃破しちゃうんだもん。ひょっとしてバレーより戦車道の方が才能あるんじゃなかろうか。あーでもバレーは超戦略的スポーツだからなー、これくらいできて当たり前なのかもなー。キャプテンはバレーやってるからな。どんぐり小隊時でも咄嗟に奇策を立てたり、なんかもうキャプテンすごすぎない?
そういえば結果的に成功したけど、なんであの怪獣を殺しに行く組が小粒揃いの面子だったんだ?正体暴きに向かったらそのまま現地組で始末しちゃったんだっけ?普通に偵察のつもりだったのにバレー部が殺人レシーブしたがるのが全ての始まりか。対マウス、対カールと続けざまの怪獣討伐成功体験が西住殿を狂わせて、これからはデカブツ担当にされそう。乗ってる戦車のスペックを今一度見直しましょう。狂ってる。

「来年も戦車道やるぞー!」って盛り上がってて、何か著しい勘違いをしたままのバレー部でした。



カメさんチーム

「かーしまー、長い」

桃ちゃん泣き虫なのに、今回はめっちゃ頑張ってた…。桃ちゃんがリアカーから落下してきた椅子に潰されそうなシーンは、もう精神的に観てるほうもキツくて泣きそうになった。次の瞬間会長が帰ってきて桃ちゃんと同時に泣いた。いつもはあたふたするだけなのに、今回は会長を信じて自分が学園の最後の砦になろうと奮闘してましたね。折れちゃった風紀委員と対比になってて際立つ。雑用すら自分一人で抱えて、心が折れる寸前で会長が帰ってきて、いつものヘタレに戻るのが良い。(凄い頑張る桃ちゃんが印象的なシーンなのに変な二宮金次郎が気になって仕方ないけど)ノーブルシスターズの車両まで撃破とか桃ちゃん大金星だぜ今回。事故当たりのような、というか事故そのものですが。「桃ちゃんここで当てるー?」柚子ちゃんは柚子ちゃんで、会長を信じて皆をまとめてて、母性豊か。胸も豊か。前半の温泉シーン、全員胸デカすぎでね?

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会長が本気を出して砲手になったカール戦は、カールの反則スレスレな採用経緯からして、実質会長VS文科省のメガネとも言える対決だったワケだ。しっかりとやられた分は返す会長流石です。



カバさんチーム

「よし、次、いってみよう」

チームとしては劇場版でも高い撃破率だった大洗の火力担当。パネルさえ間違わなかったら選抜の中隊長を一両撃破できてたかと思うとあれは惜しかった。三突は待ち伏せするもの、アプリ版で思い知ったよ。ナポリターン!といい、看板作戦といい、アンツィオの戦法って結構優秀なのでは?つーかあそこのパネル技術すごいな!ルネサンス的な絵画専攻学部とかあるのかしら。アンツィオ参戦!のシーンはサプライズも嬉しいけれど、直後の「たかちゃーん!」「ひなちゃん!」はレズレズしくてもう堪らない。

ロシア語は言わずもがな、フィンランド語とかラテン語とかにも監修付いてたな…。エキシビションで歴女達が一言ずつ、しかも被せて言ってるから聞き取りづらい。何て言ったんだろう、アレ。中の人達は台本を読んでから必死にググってラテン語の発音を調べて練習を積んだのに現場でそれキャンセルして別のに変える監督にはまいるね。



ウサギさんチーム
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「……ちょうちょ」

ウサギさんが道に迷わなければ観覧車先輩を呼び出せないので、全てが終わってた。まあ、今回の戦いは誰1人として欠けたら御終いなのですが。(観覧車先輩作戦は2ヶ所同時に撃てるリーじゃないと出来ない芸当だし)

「ちょうちょ」は開幕ダー様格言に続き前半の笑いどころ。つーか丸山は二言も喋ったのか。さすが劇場版。初見時は「…かんらんしゃ」の一言で作戦察するこの子達すげえ!と思いましたが、二度目で前の晩に観ていた映画はスピルバーグの「1941」だからかと納得。観覧車が転がるシーンがあるので理解できたのですね。一瞬のシーンにも情報が詰まってるから、単純なストーリーだけど1回だけじゃわからんな。

あの観覧車大回転シーンからは、何もパンジャンドラムだけが回転しただけではない。物語の「転」換、「転」機、「転」戦、そして戦車の回転戦闘、これは撤退ではない転進だの転、西部劇ゾーンでタンブルウィード代わりに転がるキューポラ、さらにもう一度パンジャンドラム的な遊具の大回転……これ狙って演出被せてるのかな?



レオポンさんチーム

「私達がいるよー、カっちゃん」

車がソアラとかいいシュミしてるな!ブレーキランプの軌道も頭文字Dでダメだった。
プロリーグ、つまり実業団チームがあるらしいので、トヨタや三菱やホンダの戦車道チームなど自動車部の行き先は安心だよね。しかし問題は大半が来年卒業しちゃうので自動車が1人になっちゃう点。みぽりんには澤ちゃんって言う優秀な後継が居るからいいけど、自動車部は走りながら修理する芸当が出来る後継がいないと大洗学園ヤバいぞ。

電気モーターの改造にはレギュレーションが無い点を突くのは、いかにも自動車畑の人間らしい発想。ツチヤとかが戦車道のマニュアルみたいの凝視してたシーンあったからあそこで悪巧みしてたんだろう。本編じゃ失敗兵器と罵倒してたポルシェティーガーに引っ張られてエリカが加速する展開ってのも、よく思い返すと激アツシーンではなかろうか?



カモさんチーム

「規則は守るためにあるのよ!」
「規則は破るためにあるのよ!」

(地元の生徒と喧嘩する元風紀委員)
(やさぐれた果てにウサギ小屋でキュウリ齧ってる元風紀委員)

風紀委員やさぐれすぎ問題。これが本当の風紀委員です!前売り小説でやたらそど子をカッパ呼びしてると思ったら劇場版できゅうり丸かじりしてて、ああこれの前フリだったのかと。やさぐれ開始前、すでにバールのようなもので校門を破壊してるので、こいつら本性はロックなのでは…?



アリクイさんチーム

(宣戦布告しました)
(宣戦布告しました)
(震えるマウス)

ずいぶん…鍛え直したな…。
アリクイ改めゴリラさんチームだよ!片手で砲弾投げて片手で受け取っててダメだった。バーベルぶん投げてたから、あれはプラスチック製の玩具でエアトレーニングか何かだと思ったら、本当に強くなってやがった!テレビ本編だと動かせなかったシフトを最終的にへし折るまで成長…やりすぎだ莫迦!今後絶対キーボードとかマウスやトラックボールを壊すよ、こいつら。
映画のアバンでタイトル出るところの戦車が左から右に走っていくシーンだと他と比べ上手く走れてなくてイマイチ操作に慣れ切ってない感じだったのに、対選抜ではドリフトかましてきっちりパーシングを喰ってて凄い。筋肉は裏切らないな。横転したCV33を二人で道具使わず起こしたり、戦車八艘飛びしたり、根性でマウス砲塔の旋回を押し返したり、やはり戦車道に筋肉は必須…。バレー部はアリクイさんチームをスカウトすれば全国を狙えるのでは。

メーテルも森雪もああ見えて実はかなりの武闘派。だから彼女達をリスペクトしているねこにゃーが逞しくなるのは不自然なコトではないのだ。



聖グロリアーナ女学院
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「スコーンが勝手に割れたわね」

売店で紅茶が売ってて入場前から駄目だった。あんた別に主役キャラじゃないだろ!と思ったけど、まぁ田尻さんだもんな。何が起きても不思議ではない。そして開幕茶柱からのイギリスの格言は卑怯だと思います。…耐えられるか!僕が観た劇場では全滅でした。出てくるだけで笑いを誘うとは流石ダー様。戦場もゴルフ場とか実に英国らしい。シリアスな笑いを誘いつつ、しかもきちっと普通に強いからこの人は困る。

全てが好転した「秋の日の…」はノルマンディ上陸作戦で使われた詩で、知波単には「ニイタカヤマノボレ1208」と説明したほうがわかりやすいかな?まあなんというか…解読すると「大洗の援軍に行くので準備よろしく!」実際は「大洗の制服買ったからみんなでコスプレしようぜ!」だったけど。そもそも暗号にする意味が無い気もしますが、もしかすると文科省に勘付かれて対策されちゃうかもしれないので、オシャレかつ慎重な、田尻らしい行動だった。

撃破される事を覚悟してあいつを仕留めたダーさん素敵。敵に回ると恐ろしいのに味方になってもガッカリさせない強キャラの鑑だ。しかも撃破されるところは橋とT-28で隠されて見えないのも良い。各校の隊長格で一回も画面で白旗見せてないあたり、スタッフからも格別の扱いを受けている模様。

「敵に回ると恐ろしい」といえば、非公式戦とはいえ大洗に土付けたのは未だにダーさんだけという事実。しかもこれで2度目!1度目はまだアニメ序盤で練習不足だったし、今回は組み合わせも悪かったが、どうも西住殿の立てる作戦と相性が悪い気もします。
みぽりんの作戦の起点はいつも劣勢や不利な状況から始まる為、フラッグ車狙いの釣り野伏が基本。あとはその場でアレンジして、煽りを入れて敵を分散させる、油断させるってのが戦術だけど、ダー様は落ち着いて堅実に動くので引っかかりにくいのが理由か。

ダーさんは、各校への呼びかけとか散り際の戦法とか、映画全体的に渡って大洗(みぽりん)の戦い方を一番長く見てきたからこそ、こういう行動に出たってのが感じられます。


新キャラ・ローズヒップちゃんkawaii!
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毎回ピッチャピッチャ紅茶を零してて駄目だった。
肴屋激突回避クラーラで(おお!)と思ってからの爆破全壊は耐えられなかった。

「おろろろろろろー!?」ドカーン
「やったあああああ!!!」
「お前んとこばっかええなぁ…」

この子の戦車はすぐ分かりますね。1台だけ犬みたいに落ち着きがない動きしてるのが薔薇尻ちゃんだ!両陣営対峙してる間でうろちょろしてカールの至近弾うけて吹っ飛んでたり遠くからでも分かり易い。

「チャーフィー勝負ですわーーー!!」
「戻りなさいローズヒップ!」
でバックするクルセイダーとか駄犬そのもの。せわしなく動いて落ち着きないけど田尻の指示にはきちんと従うあたりは聖グロ生徒。

ダー様が引退したら聖グロ一気に弱体化すると思いますが、ペコちゃんなら上手く引き継ぎできそう。ダージリンさんの変な行動やアッサムさんの突然のジョークに日々晒されてるから精神力も高いだろうし…。ペコちゃん来年には格言を言ってそうだな。



サンダース大学付属高校
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「この借りを返すために戦車道を続けなさい」

野砲隊マーチが流れた時の安心感はどうだ。サンダースは離着陸・戦車投下・あと雨の中ポンチョ着用したおケイさんなど、全体的に正義の味方USA的なカッコよさで溢れてます。

アリサとウサギさんチームの会話で不覚にもアリサが可愛いと思ってしまった。容赦ねえなラビッツ!

ギャラクシーが強烈なので気になりませんが、他の学園と比べると少し活躍が少な目。特におケイさんは戦闘では目立たない。でも指示出してイエスマム!ってくだりは他校には無い魅力があると思うんだ。

ナオミさんは観覧車アシストしたり、ダー様が隠れた橋の一部だけ綺麗に吹き飛ばしたり、間接的なスナイパーとしていぶし銀の活躍。強キャラとして仲間になった安心感がある…それだけにナオミさんが当てられないってだけであのバミューダ連携攻撃の恐怖たるや。当てられない、というか撃つことすらできなかった…そんな馬鹿な…。ナオミさん悔しいだろうな。



アンツィオ高校

ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!
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「うああぁぁぁ~~~!こっち見てる~!!!」

ウィッグだと思われてたドリルで耐えられなかった。
登場からして美味しい上に、しっかり大活躍っていう破格の待遇。エンドロールでも3人仲良く歌いながら帰る姿が可愛すぎて、こりゃOVA観てない人はソフト買っちゃうだろうな、と。とにかくアンツィオの偵察が無ければ確実に負けてたので、ドゥーチェは必須ユニット。あの化物退治のアシストもしたし、大活躍だった。

(やった!アンツィオもちゃんと来た!…でもCV33かよ!こりゃ出オチだな…)
(偵察できたし、そろそろ退場かな…)
(レシーブも失敗したし、そろそろ退場かな…)
(カタパルト役もやったしひっくり返ってるし、これはもう退場かな…)
(マカロニ作戦も役立ったし退場かな…)
(GPS役も上手くいったし、遂に見つかった今度こそし退場かな…)
(新技水切り走行成功!ひょっとして生き残るのか?!…うわ墜ちた!!)

CV33活躍しすぎ&生き残りすぎ問題。
倹約に倹約を重ねて得た秘密兵器P40は留守番だったけどカルロ・ヴェローチェにしたのがめっちゃいい方向に転がってたっつーか…いやもう何度も言いますが、どこの高校が欠けてても負けてましたね。

「タンケッテさいきょーーーーー!!」



プラウダ高校
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「全員西側じゃない!」

大洗制服の袖が長すぎてブンブンしてるのカチューシャを見て失神しそうになりましたね同志。
意外なコトにカチューシャの成長物語が沢山あって、ハラショーな映画でしたね同志。

頼りのノンナさんがいなくてもカっちゃん一人で頑張ってた。(カっちゃん車内に乗員は残ってますが)


冒頭のエキシビジョンで足止め失敗直後に流れ始めるカチューシャで絶望感&高揚感が綯い交ぜに。大洗側が何かに苦戦している様子はあるが、いつものロシア音楽がかかるまでカチューシャ隊を一切匂わせない演出が上手いなあと。

ロシア側にも新キャラ・クラーラが登場。ノンナさんと共に流暢なロシア語を披露。あまりにも流暢すぎて別空間になってる!ちなみにクラーラの中の人はお父さんがスペツナズという…。すみぺはすみぺでおかしいけれど、こっちはこっちで本場のロシアじんすぎる…。

「日本語で話しなさいよ!!」は、ただの天丼ギャグかと思ったら、ギリギリまでカチューシャに捨て駒となる会話を悟られないための伏線だったと気付いた時の感動よ…。いや死なないけどさ。「お別れですカチューシャ様。ごきげんよう…ダスビダーニャ」
さらにカチューシャを守るため街道上の怪物になるかーべーたんにも涙。いやだから死なないけどさ!「なぁ?この戦車大きいから盾になるんでねか?」頼れる同志にはせめて一両ぐらい撃破する見せ場が欲しかったが、ホテル破壊したから良いか!

頼れる同志を失った上にノンナさんまで…は流石にカっちゃん可哀相。ノンナさんの実力と、IS-2ならばパーシングとガチンコできませんか、同志ノンナ?出来るますが、でもカチューシャの泣き顔…いや成長のほうが重要ですわ同志。…そうですか。ノンナさんはカチューシャを追い詰めたがるから困る。カチューシャが成長する為なら犠牲になって曇らせる事も厭わないブリザードにはまいるね。…単に絶望顔するカチューシャが見たかっただけかもしれないが、あんまり言及すると粛清対象になるので黙っておこう。

「カチューシャは困り顔も怯える顔も可愛いですからね…仕方ありませんよね…(ロシア語で)」
「カチューシャいいですわね同志(ロシア語で」
「いい…(ロシア語で)」
「日本語で離しなさいよ!(勿論、内容はわかってない)」
普段から二人してロシア語で悪い会話してるんだろーなー…。

ちなみに前半のうさぎチームでもちょっと子供分補給してましたよね、同志ノンナ。あれ、今回は始終楽しんでたんじゃ…?


プラウダ全員使って逃がした割に分かり易い活躍ができないまま退場しちゃった…ように見えるカチューシャですが、観直すとジェロニモのくだりでは的確に指示を出してたり、スリップストリーム理解したり、あとは装甲で弾くのが上手かったか。前半もフラッグのダー様を守ってたし、エリカと共闘してルミを仕留めさせたり、意外とフォロー役に徹してました。仲間と闘う、というコトを覚えたのかも。なんでもカチューシャの言うことを聞くノンナたちがいなくなったことで、カチューシャに「対等の目線で仲間と闘う」というきっかけが生まれたワケだ。最後はエリカに肩車されている=ノンナから巣立ち、ともとれるし。いい経験になりましたね同志。磯前神社の石段を下るときにノンナさんが本殿に手を合わせて礼してたおかげかもね!(あそこではちゃんと砲身を後ろに回してて細かい)



黒森峰女学園
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「ニュルンベルグのマイスタージンガー…これは3幕からなる…」

わかっちゃいたけどパンターが相変わらずやられ役だった。パンターが速攻で退場してしまったしプラウダはカチューシャ曇らせて楽しみ隊で退場するし、この辺は敵の時は強いのに仲間になると変な制限で弱くなる感があり歯がゆい。パンターはバランス良すぎて、つまんないから仕方ないか。

「ちょっと待ったあ!」からのイメクラお姉ちゃんは卑怯。もう似合わな過ぎて似合わな過ぎて、駄コラの領域だった。こちらを笑わせながら同時に泣かせに来ててずるい。子供時代の回想からかっこ良く駆けつけさせても良かったけど、あそこはもう力技でどん底展開をねじ伏せてる感が出てて良かったと思います。後から後から続々と出てくるイメクラ大洗転校生ズが面白頼もしすぎる。しかも即脱ぐし!


みほ「こっつん作戦です!」
エリカ「ダサくない?」
まほ「それでいこう」
エリカ「え」

今回は悉くお姉ちゃんに発言をスルーor否定されててシュン…としてたエリカ。鬼の西住姉妹が揃ってしまい、テレビ版5話の戦車喫茶時のゆかりんに近い心境だったエリカ。

で、溜めに溜めてようやく最後にお姉ちゃんに命令を貰えた途端、それはそれは嬉しそうに突っ込んで行って、しかも撃破される事も無く帰還。突貫だけならチハタンズと変わらないが、しっかりと役目は果たすあたりなんだかんだで黒森峰の次期隊長だけのことはありますね。いやなやつではあるが。

今回、新たな可能性としてエリカチュが生まれましたね。
「急造チームでチームワークぅ?」なんて言ってたエリカがあのカチューシャとコンビネーションでデルタ組1人を仕留めるって良いシーンだよなー…展開が早すぎて見逃しがちだけど。バミューダ組は三人でコンビネーション発揮するので、あそこで一人でも仕留めてなかったら西住姉妹でも敗北していたと思われるので、素晴らしい戦果だった。

そして最後に肩車。
「また隊長に無視された…」「ひとりぼっちになっちゃった…」の化学反応が生んだ、新たなカップリング。カチューシャもエリカも身内以外は信用しない感じのキャラだったので、たった1カットで2人とも実は成長したんだと分かる、ニクい演出です。


ところで。
西住殿の転校届のサインってお姉ちゃんが書いたと思ってましたが、本当のところはどうなんだろうね。その後の大会の誓約書と筆跡が違ってたから、あれはそのまま、お姉ちゃんが書いたってコトでいいのかな。でも、少なくともしほさんは全部分かってて、みぽりんのコトも愛してるよね。西住流の女達は本当に不器用。





もうこの映画でガルパンのアニメでやれる事は全てやった感がある。これが本当にガルパン最後の映像作品になったとしても誰も文句は無いだろう。



「戦車道には人生に必要な全てのものが詰まっているんだね」
「だろう?」

テーマ : ガールズ&パンツァー - ジャンル : アニメ・コミック

タグ : ガルパン,

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